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燃費向上実証データ

徳島工業短期大学自動車工業学科
         佐藤員暢 助教授

3)モード試験時のバッテリー電圧・電流特性
図5は劣化バッテリー装着時のバッテリー電圧・電流特性である。スタータ起動時400A程度の電流が流れ、それに起因して7V程度まで電圧降下が生じている。
その後、バッテリー電圧を回復するためチャージ電流が最大70A程度流れ、時間経過と共に徐々にチャージ電流が低下しつつバッテリー電力量を回復させている。
チャージ電流が大きい程エンジン負荷は増大し、燃費に悪影響を及ぼすことが推定される。
図6は、劣化バッテリーにエルマシステムを装着した場合のバッテリー電圧・電流特性である。スタータ起動電流は250A程度、バッテリー電圧降下は9V程度までとなり、エルマシステム非装着の場合に比べ負荷が緩和されている。
このため、チャージ電流も最大50A程度であり速やかに低下する様子がみられる。これらの現象は、エルマシステムの燃費低減効果要因の一つと考えられる。
図7、図8は新品バッテリーを装着した場合のバッテリー電圧・電流特性である。この場合は、エルマシステムの装着によりスタータ起動電流は低減するが、チャージ電流はエルマシステム装着、非装着による差は小さい。
これは、バッテリー容量が充分であることとサルフェーション等による内部抵抗の増加が無いためと考えられる。バッテリー特性が燃費に影響する事も確認できた。